装幀に屈託あり(7)駒井哲郎とマルセル・パニョル ― 2011/10/19 11:52
駒井哲郎は私の高校の先輩の美大での先生です。版画家としては最後の大御所で、この名前を超える作家はそうそうこれからも出てこないと思う。
そんな大御所がパニョルの本の装幀をしていました。パニョルといえば、映画「ファニー」のレスリー・キャロンは良かったが、彼女同様、その原作者のパニョルも、すっかり今では忘れ去られた存在です。
多情な恋女房を一途に愛するパン屋を中心とした人情劇ですが、まだまだ捨てたもんじゃありません、パニュルは。
† パン屋の女房
マルセル・パニョル/著 永戸俊雄/訳 駒井哲郎/装幀
雄鶏社●昭和24年11月10日発行
●B6判・210頁 160円
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