●パリの本(10)女ひとりの巴里ぐらし2011/10/24 13:54

カバー・荻須高徳

 シャンソン歌手、石井好子の処女出版である。在仏の日記から、本にまとめたと後書きにある。著者のパリ修業時代が描かれ、当時の下積みの芸人世界が細々(こまごま)わかって面白い本になっている。

 カバー袖には三島由紀夫の推薦文があり、装幀は東郷青児、荻須高徳と、新書ながら錚々たる人物が関わっていて、彼女のその筋での人気は相当のものであったのだろう。

 この本の見返しには、パリ滞在の娘に代って、世話になった舞台演出家に宛てた父親、石井光次郎の代筆・献呈署名があるのが、何とも微笑ましい。


† 女ひとりの巴里ぐらし


   石井 好子(いしい よしこ) 著

   鱒書房 コバルト選書 昭和30年8月15日 発行

   新書判(105×175ミリ) 176頁 120円

   カバー/荻須高徳 表紙/東郷青児 推薦文/三島由紀夫

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