『トコリの橋』! またまた、桂ユキ子の装幀本に出会う2014/12/08 11:03

桂 ユキ子/装幀

戦争文学は読まないし、最近では読みたい本を古書展で探すことはないから、頭の片隅でこの著名なベストセラーと桂ユキ子の名を一緒にしていなかったら、この本を手に取ることはなかったろう。

山脈を背景にドでかい腹を見せて飛ぶ爆撃機の姿は迫力満点である。写実的で、後年の画風とはまた違うが、大胆な構成と相俟って、素晴らしい実に魅力的な表紙カバー絵。またまた『装幀家で探す本』に感謝である。


† トコリの橋


 ジェームス ・A・ミッチナー/著 新庄哲夫/訳

 桂 ユキ子/装幀

 光文社●

 ●昭和29年4月20日発行●B6判・カバー 216頁 230円


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ//

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の書誌についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


コメント

_ かわじ もとたか ― 2015/01/05 22:35

こんにちわ。偶然にお目にかかりました。私の本からの引用ありがとうございます。古書目録からの検索をやっていますので不備もあり申し訳なく思っています。いま増補版?訂正版?を考えていますがどうなることやら。大分追加項目も増えましたが。なかなかきれいな画面で楽しませてもらいました。頑張って続けてください。作家で装幀のすきな人なども面白いで分類です。それでは。 かわじ

_ いしい たかもり ― 2015/01/06 06:39

かわじ様 ありがとうございました。本は読めればいいという最近の風潮に義憤を感じています。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://buraburaaruki.asablo.jp/blog/2014/12/08/7512488/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。