絢爛、棟方志功の世界が広がる『駿河大納言』2014/07/28 07:35

棟方志功/装幀

聞いたことのない著者。聞いたことのない書名。しかし、本の装幀の出来は素晴らしい。外装ばかりでなく、帙も扉も見事であった。

装幀者が棟方志功であるから当たり前だが、これまで、その手がけた装幀本もいろいろ見る機会があったが、どれも、あまり好きにはなれなくて、購入することはなかった。

しかし、つい、その著者とか、その内容より、装幀に惹かれて、まずは読む当てのない本を買ってしまった。こんなことは初めてのことである。

それがこの本である。


† 駿河大納言


 鈴木助次郎/著  

 棟方志功/装幀

七寶社●

●昭和32年12月15日発行●四六判・帙入 316頁 280円  


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


コメント

_ Kou ― 2014/07/29 13:57

素晴らしい製本ですね。
本当に表紙だけを見て買いたくなる本だと思います。
棟方志功はパリでの展示を見て好きになった画家です。
鈴木助次郎さんの情報がなかなかないのですが、古書で探したら見つかるでしょうか・・・

_ ミックノキモチ ― 2014/07/30 01:28

「日本の古本屋」に6点並んでいます。本の状態はいろいろのようです。

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