ビュフェの絵がカバーになった『ふらんすエチケット集』2016/07/17 09:37

ベルナール・ビュフェ/カバー絵

 この本を手に取るまで、クセジュにカバーがついた本があったとは、知らなかった。その上、そのカバー絵が、かのベルナール・ビュフェで、また驚いた。

 一時期、日本でも人気を得たと思うが、日本語のちゃんとした画集がないのが不思議? クセジュで出会えたことがうれしい。

 描かれたセーヌとノートルダム寺院、在り来たりなモチーフだが、そこに女性を配して、実にいい。


† ふらんすエチケット集


 ジャン・セール/著 三保 元/訳   

 ベルナール・ビュフェ/カバー絵

 白水社●文庫クセジュ

 1962年3月10日初版発行●新書判 カバー 151+5頁 150円  


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アッと驚く装幀者! 舟橋聖一『白い魔魚』2016/07/09 10:47

東山 魁夷/装幀

装幀者は、まさかの「東山魁夷」画伯。装幀者名が印刷されていなかったら、どなたも、これが東山魁夷とは思うまい、このグラフィックデザイン的な画面構成は? こうしたお仕事もしていたは、正直驚きました。

まさかの本、今では忘れられ作家だし、酔狂に取り上げる方にいらしゃらないだろうから、スキャンしてみました。因みに、この本の末尾の広告のページには、石原慎太郎の処女作『大陽の季節』の広告が載っていました。


† 白い魔魚


 舟橋聖一/著   

 東山 魁夷/装幀

 講談社●

 昭和31年5月25日第二刷発行●B6判  仏装 299頁 250円  


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またまた恩地先生の装幀本『巴里祭・鶴は病みき』2016/06/15 07:00

恩地 孝四郎/装幀

このところ恩地先生の装幀本に出会うことが続いている。

スキャンしていて気が付いたが、アクセントになっている地模様が前回の戦前の本と似ているが、例の息子さんの本ではモノクロ紹介だったので、背から裏表紙まで同時にスキャンした。


† 巴里祭・鶴は病みき


 岡本かの子/著   

 恩地 孝四郎/装幀

 筑摩書房●現代日本名作選

 昭和27年11月30日第一刷発行●四六判 箱入り 208頁 180円  


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埋もれていた恩地先生の装幀本『海軍戦記』2016/06/02 08:29

恩地孝四郎/装幀(推定)

本の装幀に興味を持ち始めて、ここ四、五年一番困ることは装幀者名ない本がままあることである。そんな記述がなくても、誰と分かる方も多いが、当該本にきちん書いてあると助かる。

この本にも装幀者名は入っていなかったが、つくづく眺めて、年代からして恩地調絶好調といったところなので、そう印刷されていなくてもも購入した。

調べてみると、昭和19年に出たこのシリーズの(四)はかわじ氏の労作で恩地本とされているので、推定恩地本とした。因みに当時の流行作家たちが報道班員として従軍していて、この本には海野十三、石川達三など四氏の文章が掲載されていた。

ちなみにこのシリーズの(1)(2)は国会図書館にもなかった。


† 海軍戦記 (1)


 大本営海軍報道部/編纂   

  恩地孝四郎/装幀(推定)

 興亜日本社●

 昭和18年9月1日再版発行●四六判 カバー本文223頁 付録作戦一覧21頁  85銭

恩地装幀本、シンクレア『資本』にカバーがあった!2016/05/22 10:54

恩地 孝四郎/装幀

以前、恩地装幀本として、ご紹介したこの本にカバーがありました。まあ、このカバーは恩地調の作品とはいえ、本体のデザインに比べて、見ての通り味もそっけもない。

ひとつだけ面白いことはカバーの裏面が出版目録になっていること。普通裏白なのに。

まあ、恩地装幀とは、この本のどこにも印刷されていないので、カバーはもしかして編集部が、あとから勝手に恩地調を真似て作ったのかも知れない?


† 資本


 アップトン・シンクレア/著  前田河 広一郎/訳 

 恩地 孝四郎/装幀

 日本評論社●

 昭和4年4月20日発行●四六判 カバー 499頁 壱円五拾銭  


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