青山二郎の装幀本『純粋小説全集』の不思議?2017/08/22 07:19

青山 二郎/装幀

たまたま有光社の『純粋小説全集』の端本を続けて購入する機会に恵まれた。最初はカバーなしだったので、カバーがあるものを見つけて喜んで購入、前のものと比べて、びっくりした。

箱の全体を覆う青山二郎タッチの絵柄模様が微妙に違っていた。普通、シリーズ物の意匠は同じものを使うのが普通だと思ったいたが、その上、この全集、箱の背の意匠は完全に違っていた。

彼、青山二郎はコンセプトは同じでも、一冊ごとに箱絵を描いたごとになる。何とも面白いことをしたものだ。二冊並べてスキャンしてみた。


† 純粋小説全集 第四巻『鞭を鳴らす女』


 岸田國士/著   

 青山 二郎/装幀

 有光社●

 昭和11年8月5日発行●四六判 箱入り 245頁 1円50銭  


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青山二郎の装幀本『シェイクスピア詩集』2017/07/16 07:40

青山 二郎/装幀

年を取って来たら、なぜが青山二郎の装幀が好きになってきた。この詩集もそうした気持から二、三年前、購入した。 書き文字と、周囲の飾り模様の絶妙なバランスが、不思議な味わいを出している。数冊ある青山二郎の装幀紹介本には未掲載だったので、スキャンしてみた。


† シェイクスピア詩集


 吉田健一/訳   

 青山 二郎/装幀

 池田書店●

 昭和31年1月10日発行●B6判 カバー 118頁 170円(地方定価180円)  


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これは贅沢、青山二郎の編纂、装釘の 『道徳と教養』 !2017/04/17 19:43

青山 二郎/編纂&装釘

箱は青山二郎の本、見て直ぐ分かった。難を言えば、収載する文章が多過ぎたのか、ちょっと、本文の文字が小さいので、読んでいくのがしんどい。しかし、青山二郎が友人のため、作品選択がら、構成、組版まで、手掛けたと後記にあった。宜なるかな、その版面は美しく、良い友を持った著者を羨ましく思った。


† 道徳と教養


 河上徹太郎/著   

 青山 二郎/編纂&装釘

 實業之日本社●

 昭和15年7月21日発行 同年11月22日十九版●四六判 箱入り 419頁 定価2円30銭  


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『碑』。こんな青山二郎の装幀もあったのだ!2015/02/13 18:35

青山二郎/装幀

前に一度、好きでもない青山二郎の本を云々したことがあるが、この本の単純、明快さには参った。表紙は金押しで一文字。背を見なければ”いしぶみ”とは読めまい。

青山二郎の仕事を紹介する本はいろいろ出ているのに、この装幀本が登場して来なかったのは実に不可思議千万。で、取り敢えずスキャン! 

某店の均一本だから箱がなかったのは仕方がない。如何なる装幀なんでしょうかね。もしかして箱はがっかりということもあり得るが、次の出会いを期待しよう。


† 碑(いしぶみ)


 中山義秀/著    

 青山二郎/装幀

 創元社●

 昭和14年7月29日発行●四六判 421頁 1円80銭  


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●パリの本(14)中村光夫の「戦争まで」2012/12/13 07:21

青山二郎/装幀

 文芸評論で一時代を築いた中村光夫の本である。若き日のパリ滞在記といったところか。先生筋の小林秀雄あての手紙という形式で書き始められている。

 装幀はかの青山二郎。あっさりとした表現で、腕達者な作品というべきか。品のいい仕上がりになっている。

 乱作気味のこの装幀家、あんまり好きではないが(はっきり言えば嫌いかな)、これなど我慢のうちというべきか、パリの本だから掲載した。


† 戦争まで


   中村光夫/著●青山二郎/装幀

   実業之日本社●昭和17年7月23日 発行

   B6判・箱●465頁●2円80銭