『情報の集め方』。驚き、こんなカッパの本の装幀もやっていた亀倉先生! ― 2017/01/22 17:23
半世紀ぐらい前である。東京でオリンピックが開催された年、この本は出た。 情報革命の時代を予測したような同書は発売されるや版を重ねたようである。そのオリンピックのポスターデザイナーがブックデザインをしたのも何か不思議な縁。さすが神吉春夫である。
† 情報の集め方
有田 恭助/著
亀倉 雄策/カバー・デザイン
光文社/カッパ ・ビジネス●
昭和39年4月15日初版/5月25日18版発行●新書版 204頁 230円
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http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html
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埋蔵古書発見! 亀倉雄策、若き日の装幀本『消え行く灯』 ― 2016/11/17 09:15
このところ雑書の整理をぼちぼちする毎日である。いつ購入したかは、記憶にはないキップリングの本が出てきた。小口など、大火傷といった戦前の翻訳書である。
有り難いことに、装幀者の名前がちゃんと入っていた。亀倉雄策とある。あの東京オリンピックのポスターで著名な先生である。何と先生が二十代の駆け出しの頃のお仕事ということになる。記念のためスキャンして、ご披露する。
† 消え行く灯
キップリング/著★宮西 豊逸/訳
亀倉雄策/装幀
奥川書房●
昭和16年4月10日発行●B6判 382頁 1円80銭
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巨匠・原弘に続いて、亀倉先生のシンクレア装幀本を発見! ― 2015/01/24 06:58
ゴミ本を棄てようと、段ボールをひっくり返していたら、上下本の下巻が出てきた。作者はアプトン・シンクレア、戦後は流行ったんだなあと思いながら、装幀者名を捜すと、何と亀倉雄策だった。
裏表紙の鉛筆マークから、昔々、店頭で百円の均一本やただ本を並べている某老舗古書店で買ったものと判明した。
先生にしてはあんまりいい出来ではないが、ちゃんとどこかに一度記録として残しておいたほうがいいと思うので、あえてスキャンしてみた。
† 勝利の世界(下)
アプトン・シンクレア/著 並河 亮/訳
亀倉雄策/装幀
国際出版株式会社●
昭和23年10月8日初版発行●四六判 290頁 160円
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転がり出てきた懐かしい加藤周一の本『読書術』 ― 2014/12/14 19:14
蔵書を整理していたら、カッパの本が出てきた。きれいなカバーの本だったので、装幀者は誰だろうと、カバー袖を見ると、何とかの有名な「亀倉雄策」先生でした。
いったい、いつ、どこで、何のために買った本なのか、皆目覚えていない。今と違って、装幀に惹かれて買った本でないことは確かだ。人間七十年近く生きてくると、段ボールの中から忘れ物のようにお宝も出てくるものだと、ひとりで感心をした。
この本、拾い読みをしてから処分するにしても、忘れ去られるには勿体ないブックデザインなので、スキャンしてみた。
† 頭の回転をよくする 読書術
加藤周一/著
亀倉雄策/カバーデザイン 金森 馨/本文イラスト
光文社●カッパ・ブックス
昭和37年10月25日初版発行●新書判 217頁 200円
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