こんな文庫・あんなカバー(20)旺文社文庫の特選、『斜陽』2013/01/12 09:23

山高 登/カバー装幀

版画家・山高登のカバーである。実にいい。偶然見かけて、古書で購入した。この出来映えは旺文社文庫の中でも一二を争うものに違いない。

駒井哲郎も何冊か、旺文社文庫のカバーの仕事をしているが、この本にはちょっと及ばない感じがする。

旺文社文庫には「斜陽」ほか七冊太宰の本があるが、すべて山高登の作品がカバーになっているのだろうかと、調べてみたら違っていた。残念|


† 斜陽


 太宰 治/著 山高 登/カバー装幀

 旺文社文庫 昭和52年9月20日 発行●

 A6判(105×148ミリ) 187頁 250円


↓角川文庫の翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の書誌についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


コメント

_ かわじもとたか ― 2015/10/04 22:51

こんにちわ。山高登さんの「第二回装幀展」が去年に引き続き今年11月に、たつの市龍野町の吉田純一さんの九濃文庫にて開かれるそうです。3日間だそうですが、まだ日にちは聞いていません。チラシを準備されているそうです。雑誌「びわの実学校」134冊を展示するとのこと。単行本ももちろんだそうです。楽しみに案内を待っているところです。かわじもとたか

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