やっぱり一政はいい、前田夕暮『草木祭』の装幀 !2015/12/23 00:05

中川 一政/装幀

中川一政の装幀の仕事は豪華本で一冊にまとまってはいるが、残念ながらそのずべてがカラーで複写掲載されているわけではない。

この『草木祭』がどうであったかは、はっきり覚えていないが、実物がたまたま手に入ったので、早速複写掲載した。


† 草木祭


 前田夕暮/著   

 中川 一政/装幀

 ジープ社●

 昭和26年6月5日発行● B6判 箱入り 285頁 300円  


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装幀アットランダム(16)女房孝行?、中川一政の「話しかける彼等」2012/08/02 09:00

装幀/中川一政

マッカラーズの処女作にして、出世作『心は孤独な狩人』の初訳である。戦前、この原書の出版から日を置かず、邦訳されれいたとは一つの驚きである。

訳者はかの大御所・中川一政の奥さん、これも驚き!。アメリカ文学に通暁していたのだ。

旦那さん、表紙ばかりでなく、扉絵も描いていて、女房孝行、ここに極めり。えらい先生だから、装幀の出来不出来はあえて不問。

しかし、時間ができたら、ゆっくり読んで訳文を検討をしてみたい気持はある。


† 話しかける彼等


 カアスン・マックカラーズ(カーソン・マッカラーズ)/著 中川 のぶ/訳

 装幀/中川一政

 四季書房●

 ●昭和15年12月28日発行●四六判 並製 446頁●2円

装幀に屈託あり(10)中川一政 「黄金部落」2011/11/13 10:50

中川一政・装幀

なにしろ文化勲章作家である。アカデミックな教育から縁遠い、多才な画家であるし、文章もこれまたいいのだから、凡人の遠く及ばない高嶺の人である。

これは終戦直後の一番脂ののった頃の傑作ブック・ワークである。書名も芙蓉の花も勢いがあり、構図も大胆。晩年の薔薇の絵など、遠く及ばない仕事で、お見事の一言に尽きる。

扉絵の柿の絵もまたいい。1984年に形象社からでたブックワークの特装版をざっと見る機会を得たが、この本の仕事のレベルは群を抜いていた。晩年の向田邦子の「あ・うん」も悪くはないのだが。


† 黄金部落


 火野葦平/著 中川一政/装幀

 全国書房●昭和23年10月25日 初版 発行

 ●B6判・267頁 170円


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