オードリー・ヘップバーンの本(2)2011/06/01 07:06

HAYAKAWA POCKET BOOK 515

 「麗しのサブリナ」は対訳シナリオが出た後、原作の小説が翻訳出版された。こうした映画作品の原作出版はタイアップもあって、以後盛んになる。

 角川文庫の「バリー・リンドン(サッカレー)」、「遥か群衆を離れて(トマス・ハーディ)」など見られる翻訳出版の質の高い内容はこうした原作の映像化の賜物といえる。

(角川文庫の翻訳文学に関しては「角川文庫万華鏡」というサイトをご覧下さい。Googleで『角川赤帯』検索すればトップに出ます)


麗しのサブリナ

サミュエル・テイラー 著/清水俊二 訳

早川書房 ハヤカワポケットブック 昭和29年9月30日 発行

新書版 133頁

オードリー・ヘップバーンの本2011/05/31 09:07

英和対訳シナリオ・シリーズ(49)麗しのサブリナ

 映画スターオードリー・ヘップバーンに最初に出会ったのは、『戦争と平和』のスクリーンであった。確か東京の池袋東急で、小学校の5年生ぐらいの時だったと思う。

 その時一目惚れ、『君の名は』の岸恵子さんにも魅了されてはいたが、オードリーの独特な顔立ちにはすっかりまいってしまった記憶がある。

 私の持っているオードリー・ヘップバーンの本で一番古い本は英和対訳のシナリオ『麗しのサブリナ』。当時英会話の勉強のために人気映画の対訳シナリオが相次いで各社から発売されていたようだ。


麗しのサブリナ

英和対訳シナリオ・シリーズ(49)

清水俊二 訳

国際出版社 昭和29年8月31日 発行 B5版 61頁