こんな人が装幀を|(一)「私のダダ」のカバーを河原 温が… ― 2012/12/18 09:25
戦後『浴室』シリーズなどの傑作を残して、メキシコに渡った河原温の装幀である。
日付絵画などで、今や観念芸術の分野では世界的に著名作家の若き日の仕事。後書きによると著者の江原順のたっての希望で実現したらしい。
かって「印刷絵画」を提唱したことがあるから、本の装幀にも何かしら考えがあったのだろう。“ダダ”という言葉で、この本を手に取ったのだが、お陰で先生の関わる珍しい本を買うことが出来た。
† 私のダダ 戦後芸術の座標
江原 順/著
カバー構成/河原 温
弘文堂●現代芸術論叢書(6)
●昭和34年9月30日発行●B6判(128×182ミリ)カバー 208頁 300円
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