またあった、中井先生の装幀本は『グロッタの画家』 ― 2018/01/01 18:38
昨年末、ある古書展で、中井先生の本を見つけた。カバーはルドンの絵の一部と使っていたが、本体の表紙は先生らしい味わいを出して流石と思わせる。新年に相応しいと思うのでスキャンしてみた。
† グロッタの画家
東野芳明/著
中井 幸一/装幀 表紙/ルドン[キクロプス]部分
美術出版社●
昭和32年9月20日発行●A5判 178頁 480円
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↓http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/
中川一政の装幀本、『人生劇場 青春篇』 ― 2018/01/22 10:01
傑作「人生劇場」の戦後版。普及版だから全六巻同じ装幀で出たようだ。確か先生のブックワークではモノクロ紹介だったので、手に入った機会にカラーで複写してみた。このシリーズ全六巻で、装幀はみんな同一のようである。しかし、カバーだけでなく、表紙も同一の意匠ながら、カラーで印刷されてあったから贅沢なもの。当時の作者の人気がうかがえる出版である。
† 人生劇場 青春篇
尾崎士郎/著
中川 一政/装幀
文藝春秋新社●
昭和27年10月10日第一刷発行●B6判 261頁 180円(地方190円)
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