全集&叢書の装幀(1)岡鹿之助の瀟洒な仕事2012/05/21 08:39

岡 鹿之助/装幀

最近のニュースで、大阪の警察署の倉庫から岡鹿之助のタブローが出てきたとあった。新発見らしい、評価額もすごかった。昔のことで寄贈された経緯は分からないという。

そう言えば、昔、先生は何か子供の本の装幀をしていたなあと、探してみたら、これが出てきた。文庫サイズの子供向けリライト叢書である。

版元は小峰書店で、このシリーズで、何冊刊行されたのかは知らないが、本書の最終ページの近刊予告をみると、「アルルの女」など有名作品が一五点掲載されていた。

そのラインアップをみると、このドイツの作家は突出した変わり種といっていい。ヘッペルなんて、ご存じでしたか?

知らなくても、岡先生の素敵な本で世界文学入門できたのだ。昭和26年頃の子供は幸せというべきか。私はちょうど小学校へ上がる前、まだ、この本は手元にあったとしても、当然読めなかった。


† ギイゲスと魔法の指輪 少年少女のための世界文学選(6) 


 ヘッペル/著 中谷 博/訳 岡 鹿之助/装幀

 小峰書店 昭和26年4月10日 発行

 文庫判(105×154ミリ) 202頁 70円


↓この本ヤフーで処分します/

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