装幀アットランダム(16)女房孝行?、中川一政の「話しかける彼等」 ― 2012/08/02 09:00

マッカラーズの処女作にして、出世作『心は孤独な狩人』の初訳である。戦前、この原書の出版から日を置かず、邦訳されれいたとは一つの驚きである。
訳者はかの大御所・中川一政の奥さん、これも驚き!。アメリカ文学に通暁していたのだ。
旦那さん、表紙ばかりでなく、扉絵も描いていて、女房孝行、ここに極めり。えらい先生だから、装幀の出来不出来はあえて不問。
しかし、時間ができたら、ゆっくり読んで訳文を検討をしてみたい気持はある。
† 話しかける彼等
カアスン・マックカラーズ(カーソン・マッカラーズ)/著 中川 のぶ/訳
装幀/中川一政
四季書房●
●昭和15年12月28日発行●四六判 並製 446頁●2円
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