今、回顧展が開かれている、桂 ゆきの自装本「狐の大旅行」2013/05/16 10:44

装幀・カット/桂 ゆき

桂ゆき(ユキ子)生誕記念展を東京都現代美術館でやっている。明日にでも行ってみようと思っている。生前お会いしたことのある唯一の大画家である。ユキ子といっていた頃もあった。

カッパ・ブックスの「女ひとり原始部落に入る」もカバー絵は彼女のものだったはずだが、この旅行エッセーを集めた随筆集は表紙もカバーも見返しも、それから挿絵もあって「ゆき」世界を展開している。

会場には花田清輝「さちゅりこん」の表紙絵になった箒を持ったお掃除おばさんの絵はあるだろうか。楽しみである。


† 狐の大旅行


 桂 ゆき/著

 装幀・カット/桂 ゆき

 創樹社●

 ●1974年1月30日第1刷発行●四六判(127×188ミリ)

 カバー 262頁 820円


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