青山二郎の装幀本『貝殻追放』全3冊揃いを発見! ― 2019/02/04 07:51
戦後すぐの本なのに、昨日印刷したようないい状態の本であった。3冊とも色違いの同一デザインの装幀だったので、一番気に入った緑色の第二巻をスキャンした。
† 貝殻追放第二巻
水上 瀧太郎/著
青山二郎/装幀
文體社●
昭和23年2月5日発行●四六判 214頁 70円
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安吾の『堕落論』の装幀者は、原弘先生だった! ― 2017/10/10 10:07
坂口安吾の『堕落論』の装幀を原弘がやっていたとはこの本を手に取るまで知らなかった。著者の安吾も、後書きで縷々、この本の出版経緯を書いているが、版元にはいろいろと無理を言って、このような丁寧な本作りをしたらしい。 巻末に若くして亡くなった、友人の文章も併載、泣かせる本である。
† 堕落論
坂口 安吾/著
原 弘/装幀
銀座出版社●
昭和22年8月23日再版●B6判 313頁 60円
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『情報の集め方』。驚き、こんなカッパの本の装幀もやっていた亀倉先生! ― 2017/01/22 17:23
半世紀ぐらい前である。東京でオリンピックが開催された年、この本は出た。 情報革命の時代を予測したような同書は発売されるや版を重ねたようである。そのオリンピックのポスターデザイナーがブックデザインをしたのも何か不思議な縁。さすが神吉春夫である。
† 情報の集め方
有田 恭助/著
亀倉 雄策/カバー・デザイン
光文社/カッパ ・ビジネス●
昭和39年4月15日初版/5月25日18版発行●新書版 204頁 230円
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またまた、中井幸一先生装幀本『モンテカルロに死す』 ― 2017/01/16 15:07
表紙のイラストは中井先生の作品ではないが、装幀は先生のもの。こんな発見はあるのだから、最近の均一棚も、馬鹿にしたものではない。原作者なあの「西部戦線異状なし」「凱旋門」のレマルクだもの。こんな小説の作者でもあったのだ。
† モンテカルロに死す
エーリッヒ・マリーア・レマルク/著 古沢安二郎/訳
中井 幸一/装幀 イラスト/大塚政昭
読売新聞社●
昭和43年8月15日第一刷発行●B6判 カバー帯 350頁 550円
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埋蔵古書発見! 亀倉雄策、若き日の装幀本『消え行く灯』 ― 2016/11/17 09:15
このところ雑書の整理をぼちぼちする毎日である。いつ購入したかは、記憶にはないキップリングの本が出てきた。小口など、大火傷といった戦前の翻訳書である。
有り難いことに、装幀者の名前がちゃんと入っていた。亀倉雄策とある。あの東京オリンピックのポスターで著名な先生である。何と先生が二十代の駆け出しの頃のお仕事ということになる。記念のためスキャンして、ご披露する。
† 消え行く灯
キップリング/著★宮西 豊逸/訳
亀倉雄策/装幀
奥川書房●
昭和16年4月10日発行●B6判 382頁 1円80銭
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