安吾の『堕落論』の装幀者は、原弘先生だった! ― 2017/10/10 10:07
坂口安吾の『堕落論』の装幀を原弘がやっていたとはこの本を手に取るまで知らなかった。著者の安吾も、後書きで縷々、この本の出版経緯を書いているが、版元にはいろいろと無理を言って、このような丁寧な本作りをしたらしい。 巻末に若くして亡くなった、友人の文章も併載、泣かせる本である。
† 堕落論
坂口 安吾/著
原 弘/装幀
銀座出版社●
昭和22年8月23日再版●B6判 313頁 60円
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シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/
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