ちょっと桂 ユキ子の絵とは思えない『細胞生活』の表紙 ― 2017/10/06 08:33
初期のカッパの本である。誰の絵かと思ったら、「桂ユキ子」とあった。後年の彼女を思わせるものはあまり感じられない。まあ、先生の作品だからと、購入した。そしてスキャンした。
† 細胞生活
杉浦 明平/著
桂 ユキ子/カバーの絵
光文社●カッパ ブックス
昭和28年4月10日発行●新書判 285頁 150円
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続けて難波田劇場!。『現代映画講座(2)技術篇』!。 ― 2017/10/02 17:53
昔はこんな詳細な技術的な本が一般読者のために編輯されていたのに驚く。その上、何と装幀者が難波田先生。箱、表紙、扉、各章表題のデザインもしていた。驚きの連続の本である。
† 現代映画講座(2)技術篇
和田 矩衞/編
難波田龍起/装幀
東京 創元社●
昭和32年1月20日再版発行●A5判 197頁 280円
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力強い抽象、タブローにはない難波田龍起の迫力! 『原子力と文学』 ― 2017/09/25 09:09
迫力のある装幀で、もしかして難波田先生と思ったら、やっぱりそうだった。先生には失礼だが、図録で見る限り、タブローより、書籍などの装幀にかかわる作品のほうが私の好みに合う。
† 原子力と文学
阿部知二/序●小田切秀雄/編
難波田龍起/装幀
講談社●
昭和30年8月5日発行●A5判 203頁+英文5頁 180円
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香月泰男の装幀本『モンマルトルの不良少年』 ― 2017/06/01 16:12
モンマルトルの石畳を描いた香月泰男の装幀本である。モンマルトルの雰囲気が良く出ていて、読むつもりはなかったが、昔、何となく買ってしまった。今でも、表紙が見えるように書棚に並べたり、手に取って眺めたりしている。
† モンマルトルの不良少年
ロベール・サバチェ/著 橋本一明/訳
香月 泰男/装幀
新潮社●
昭和33年5月20日発行●四六判 226頁 280円(地方売価290円)
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オギス(荻須 高徳)の装幀本、パニョルの『セザール』 ― 2016/11/20 15:25
パニョルのマルセーユ物の一冊。港から見える教会がスケッチタッチで描かれている。その昔、一回だけ眺めたことのある教会風景が懐かしい。
あっさりしたタッチで、心和む。雄鶏社版のパニョルはみんなオギスの絵だったと思うが、私はこれが一番いいと思った。これは戯曲ではなく、映画のシナリオとして書かれたものであるらしい。
† セザール
マルセル・パニョル/著 永戸 俊雄/訳
荻須 高徳/装幀
雄鶏社●
昭和23年8月30日発行●B六判 313頁 160円
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