フジタ装幀の『蚤の市』の背も一緒にスキャンして・・・ ― 2018/07/14 14:55
先だって東京の目黒区立美術館であった「藤田嗣治 本のしごと」展は、初めて見るものが多く、楽しい展覧会だった。図録を買って帰ったが、掲載用に複写する時、背が焼けていたためかカットしたものが、あった。表紙から背にへと、裏表紙に続いているものなので、焼けていても、一続きにして見えたほうがいいと思って、私の所持本で、続いているように何とかスキャンしてみた。
† 蚤の市(普及版)
石黒敬七/著
藤田嗣治/装幀
岡倉書房●
昭和11年6月20日発行●B6判 336頁 壱円
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発見、オギスの装幀本、マルセル・パニョルの『ファニー』 ― 2018/06/09 17:23
港町マルセーユを描いた荻須の佳品。長らく捜していて、やっと巡り逢うことが出来た。早速スキャンした。これで、雄鶏社版のマルセーユ物は三部作は揃った。
† ファニー
マルセル・パニョル/著 永戸俊雄/訳
荻須高徳/装幀
雄鶏社●
昭和23年5月25日発行●B6判 244頁 130円
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岡本太郎の具象画 ! 湯浅年子の『フランスに思ふ』の表紙描いていた ― 2018/03/19 08:56
母親の「パリ祭」に続く太郎の具象画の装本作品だと思えるので、スキャン。月曜書房という書肆との関係から描いたのではあるまいか。まあ、楽しい表紙ではある。
† フランスに思ふ
湯浅年子/著
岡本 太郎/表紙絵
月曜書房●
昭和23年11月30日発行●B6判 265頁 170円
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中川一政の装幀本、『人生劇場 青春篇』 ― 2018/01/22 10:01
傑作「人生劇場」の戦後版。普及版だから全六巻同じ装幀で出たようだ。確か先生のブックワークではモノクロ紹介だったので、手に入った機会にカラーで複写してみた。このシリーズ全六巻で、装幀はみんな同一のようである。しかし、カバーだけでなく、表紙も同一の意匠ながら、カラーで印刷されてあったから贅沢なもの。当時の作者の人気がうかがえる出版である。
† 人生劇場 青春篇
尾崎士郎/著
中川 一政/装幀
文藝春秋新社●
昭和27年10月10日第一刷発行●B6判 261頁 180円(地方190円)
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高校美術部の先輩の装画本『鳥のように獣のように』 ― 2017/12/16 19:17
先週の土曜、川越の市立美術館へ先輩の銅版画展を見に行って来た。帰ってから、確か中林さんの装画の本もあったなあと思って、あちこち捜すと、中上健次の本が出てきた。 この文庫が出版された頃の制作なのだろうか。表題の飾り文字も作品に合わせたように作られていて、味のあるカバーになっていた。
† 鳥のように獣のように
中上 健次/著
中林 忠良/カバー装画
角川文庫●
昭和53年12月20日発行●文庫判 308頁 300円
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