版画家、品川工の装幀本『芽むしり 仔撃ち』 ― 2015/05/16 14:55
確か駒井哲郎も大江健三郎の本の装幀をしていたと思うが、この版画もその作品を凌駕する出来映えである。書棚に飾っておいても、見飽きることはない。
こういった本に出会えることがなくなった今日この頃の新刊書店は実につまらない。
新聞に書いてあった。池袋からリブロがなくなるらしい。端末で読書が出来る時代、いい本がいい書店とともに無くなっていくことも、また寂しいことである。
† 芽むしり 仔撃ち
大江健三郎/著
品川 工/装幀
講談社●
昭和33年6月25日第一刷発行●四六判 箱入り 245頁 280円
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