全集&叢書の装幀(3)三雲祥之助の『白水社世界名作選』 ― 2012/07/09 07:14
今では見かけなくなった、世界文学の叢書シリーズ。何点出版されたのは知らないが、かって古書価格が高かく、マニア垂涎の本がこの叢書の一冊にあった。
コクトーの「大股開き」、澁澤龍彦の翻訳である。このツヴァイクの「子供の国の物語」も珍しい本だが、この世界的ロングセラー作家も過去の人なのか、もう古書展でも手に取ってみる人もいない。
さて、三雲祥之助の装幀だが、クラシックな書棚に並べて、落ち着きを醸し出すなかなかの出来映えと思う。私の好きで装幀の一つである。
† 最初の体験 子供の国の物語
ツヴァイク/著 川崎芳隆/訳 三雲祥之助/装幀
白水社 1953年10月10日 発行
クセジュ判上製(108×175ミリ) 228頁 230円
↓角川文庫の翻訳文学はこちらへ/
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