装幀アットランダム(21)吉田貫三郎の「山峡の夜」2012/12/04 08:59

装釘/吉田 貫三郎

戦後、創元推理文庫からでた「アルザスの宿」の翻訳本である。同じくメグレ物ではない「北氷洋逃避行」が併載されている珍品。

雪深い山荘の夜景が描かれていて巧みである。さすが吉田貫三郎。

昔、即売展の折り、探偵物の古書肆「芳林文庫」の棚で購入した。箱がなく鉛筆の書き込みが多数あったので、安価であった。


† 山峡の夜


 ジョルヂュ・シムノン(ジョルジュ・シムノン)/著 伊東鋭太郎/訳

 装釘/吉田 貫三郎

 春秋社●

 ●昭和11年10月12日発行●四六判 370頁 1円80銭

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