青山二郎の装幀本『純粋小説全集』の不思議? ― 2017/08/22 07:19
たまたま有光社の『純粋小説全集』の端本を続けて購入する機会に恵まれた。最初はカバーなしだったので、カバーがあるものを見つけて喜んで購入、前のものと比べて、びっくりした。
箱の全体を覆う青山二郎タッチの絵柄模様が微妙に違っていた。普通、シリーズ物の意匠は同じものを使うのが普通だと思ったいたが、その上、この全集、箱の背の意匠は完全に違っていた。
彼、青山二郎はコンセプトは同じでも、一冊ごとに箱絵を描いたごとになる。何とも面白いことをしたものだ。二冊並べてスキャンしてみた。
† 純粋小説全集 第四巻『鞭を鳴らす女』
岸田國士/著
青山 二郎/装幀
有光社●
昭和11年8月5日発行●四六判 箱入り 245頁 1円50銭
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