恩地孝四郎の本、宇野浩二の『枯木のある風景』2016/09/26 21:41

恩地 孝四郎/装幀

 古書展で自分好みの装幀の本を探しているうちに、だんだんと装幀家の先生方の癖というか、特徴が理解できるようになったのだろうか、背を見て展示棚から古書を取ると、瞬間、誰々の本かなと思いつくこと増えてきた。

 この本も手に取った時、装幀者が分かった。後で調べると、この出版社はこのこの『三島文庫』というシリーズ名で、いろいろ文芸作品を出していることが分かった。先生にしては、手すさびだろうが、小品集らしい味わいが実にいい。


† 枯木のある風景


 宇野 浩二/著   

 恩地 孝四郎/装幀

 三島書房●

 昭和21年11月20日発行●B6判 238頁 17円  


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/