シムノン『霧の港』! 勝呂 忠の具象画作品が珍しい。2015/12/27 11:23

勝呂 忠/装幀

長年、勝呂忠の抽象画のブックデザインで親しまれたポケミスだが、最初はこんな感じの具象画で出発したのか?

この本の他に五百番台の非ミステリ物だが、『黄金』もサボテンがある荒野が描かれた勝呂 忠の具象画だった。

ちなみに『黄金』は私の好きなハンフリー・ボガート主演で映画化された。こっちの装幀画は巨匠には失礼だが、今ひとつの出来と感じられて、残念である。


† 霧の港


 ジョルジュ・シメノン(シムノン)/著 松村喜雄/訳   

 勝呂 忠/装幀

 早川書房●世界探偵小説全集(H・P・B)●

 昭和32年1月15日印刷発行●新書判 182頁 130円  


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


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