こっちの狐のほうがいい! ”桂ゆき”の自装本『狐の大旅行 続』2015/08/01 11:32

著者自装

『狐の大旅行』の続を見つけた。先生の回顧展の図録の書誌には記載があったが、書影は未掲載だった。

「正」と「続」を並べて見ると。今回手に入れた「続」のほうがいいので、スキャンした。出版元の創樹社もないので、再版は望めないから余計なことにはならないだろう。

まだまだ、見たこともない女史の装幀に出会うこともあるかも知れない。そんな空想とついしてしまう”書痴”なし。


† 狐の大旅行 続


 桂 ゆき/著  

 著者自装 

 創樹社●

 1974年1月30日初版発行●四六判 214頁 780円  


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


『おてんば娘日記』、田中比左良の装幀本、発見だ!2015/08/26 09:30

装幀/田中比佐良

今では、すっかり忘れられた画家さんだが、比左良は戦前から 赫赫たる業績で出版界に君臨した大家である。

しかし、残念なことにそのお仕事を追慕出来る画集は私の知る限り、豪華ではあるが一冊のみで、寂しい。装幀もなさったはずだろうが、掲載はされていない。

今年、某デパートの恒例古本市に行くと、たまたまこの本に出会った。開催初日でなかったから、落ち穂拾いのつもりだったから、喜んで買った。

奥付の後ろの出版案内のには、この手の小説が七十五冊掲載されたいた。昭和三十年代、貸本屋全盛の頃、マンガ本と一緒に東方社の本が書棚にたくさん並んでいるのを思い出した。


† おてんば娘日記


 佐々木 邦/著   

 田中比左良/装幀

 東方社●

 昭和30年1月20日発行●四六判 323頁 260円(地方定価265円)  


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