またまた、出会った中井先生の装幀本 ― 2015/04/22 11:44
装幀・中井幸一で購入した本だが、この本自体が実に面白い(斜め読み)。
私が生まれる遠い以前から、文壇ジャーナリストとして活躍された方の著作であった。荷風、谷崎との付き合いに始まり、戦後は太宰、三島が新人として扱われる文壇裏話が歯切れのいい口調で語られている。
こんな本に出会えたのも中井先生のお陰で、感謝。今年のモダンアート展にも出品されていて、年齢を越えたご活躍にただただ驚くのみである。
† 文壇えんま帖
佐藤 観太郎/著
中井幸一/装幀
学風書院●
昭和27年10月21日初版発行●B6判 230頁 180円
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