岡本太郎・一平父子の羨ましい競演! ― 2015/03/19 09:20
父子鷹の典型的例だろう。親父が表紙を描き、扉とさし絵を息子が描いている。一見あまりパッとしないが、じっくり手に取り、眺めると親子の絵は味わい深いものがある。なのに太郎美術館のHPに、この本がないのは何とも不思議である。
たまたま神田の店先で、この本を手に入れて、調べてみたら、別に高価でもなく、数千円で美本が簡単に手に入る本なのだから。本の装幀が一段軽く見られているようで、ちょっと残念である。
† 女體開顯
岡本かの子/著
表紙装幀/一平画・太郎・案 扉&さし絵 少女スケッチ/太郎
中央公論社●
昭和18年6月20日初版発行●B6判 609頁 3円80銭
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