久しぶりに美しい駒井装幀に出会う、阿部昭の『千年』 ― 2014/11/20 17:23
この本は 『駒井哲郎ブックワーク』には、モノクロで掲載されていたので、何の印象も持たなかったが、現物を手にとってびっくりした。美しい。透かしてみると、山々か木々の連なりがおぼろげに浮き出て見えた。
指でなぞると、凹凸を感じた。型押し印刷だった。大量生産の時代のカバー印刷にしては凝ったことをしたものだが、いったい誰の意向だったのだろう。前述の『駒井哲郎ブックワーク』では、軽く扱われていて、この印刷についての記述はなかった。
† 千年
阿部 昭/著
駒井哲郎/装幀
講談社●
昭和48年4月12日第一刷発行●四六判 237頁 600円
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