角川文庫「黄色い犬」のカバーに驚く。 ― 2014/09/11 19:09
「黄色い犬」はメグレ物シリーズの六作目。邦訳本の数で言うと、私の調べた限りではあるが、「男の首」の17に次いで多く、12ある。
ご覧頂いた通り、この角川文庫の初版のカバーは実にユニークで、面白い。初訳の黒白書房版のそれといい勝負である。
カバーを描いたのは「河内 紀」という方。あの古本関係の雑誌などに登場する方と同姓同名で、もしご当人とすると、この絵を23歳で描いたことになる。えらいものである。
† 黄色い犬
ジョルジュ・シムノン/著 ●中島 昭和/訳
河内 紀/装幀
角川文庫●
●昭和38年7月20日発行●文庫判・カバー 202頁 90円
↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/
http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html
シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/
↓http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/
最近のコメント