衣裳デザインの挿画が圧巻、花柳章太郎「きもの」 ― 2014/01/16 11:19
私の狭い体験なので、断定は出来ないが、最近の古本市の古書の状態の悪さが目立ったきた。古書の値下がりが関係しているのだろうか。
そんな印象の中で、珍しく美本に出会えた。花柳章太郎の自装本「きもの」である。有名なイラストレーターも装幀本の傑作と言っているそうだが、手に取って実際に見ることが出来て納得できた。
箱もあまり擦れてなく、元パラフィンがついていたせいか、本体の背も焼けていなかった。出版から七十年以上たった本とはとても思えない良い状態なので、迷わず購入した。
† きもの
花柳 章太郎/著 装幀・構成/著者自身
箱張/鏑木清方 表紙/苅谷鷺行 見返し/鏑木清方 扉/小村雪岱 三色版(装画)/伊東深水 題字/川口松太郎
二見書房●
●昭和16年11月10日発行●B6判・箱 313頁 3円
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