こんな装幀家がいた(二)内間安(王星)・続 ― 2012/11/19 09:13
こうして書棚に立てた感じで眺めてみると、実にいい絵だ。
昔から画家さんは、たつきために装幀の仕事を良くしたらしい。たぶんこのフォークナーの本もそうしたものの一つだろう。
お陰で、この忘れられた画家の創作の一端を今日楽しめるというわけである。
かっては全集まで出たフォークナーの本だが、今では見向きもされない作家の一人。この表紙でなかったら、私に拾われることもなく、紙屑として消えてしまったことだろう。装幀者に感謝かな。
† 兵士の給与
ウィリアム・フォークナー/著 山屋三郎/訳
装幀/内間安(王星)あんせい
↑王偏に旁が星の字がない
早川書房●
●昭和27年4月25日初版発行●四六判(128×186ミリ) 410頁 350円
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http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html
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