オードリー・ヘップバーンの本（11） ― 2011/07/01 06:55
† 尼僧物語
キャスリン・ヒュウム 著 和田矩衛 訳
清和書院 昭和34年8月20日 第五刷 発行
B5判 カバー 286頁 300円
シナリオ集がでる前年、ちゃんとした原作の翻訳が出版されたおりました。確か再版が昭和34（1959）年の１月でしたから、初版は前年の昭和33年と思われます。
増刷でカバーは変更になりました。五刷の当該本は映画のスチール写真を利用したもので、そのデッサン画であった二刷とは違っています。
広告の中のアイドル（4）大場 久美子 ― 2011/07/02 09:32
† キミが好きだというかわりに、僕はシャッターを押した。
「大場 久美子」
ク、クミコ子ちゃん、八〇年代は遠ざかり、貴女はもうすっかり世間的には忘却の彼方に。今、どうして、いらしゃるのでしょう。
私はファインダー越しにみた、あなたのコマーシャルが、瞼の裏に焼き付いたままです。
★オリンパス TAKE IT EASY OM10 雑誌広告★媒体不詳・たぶん「写楽」 発行年不確か★
オードリー・ヘップバーンの本（12） ― 2011/07/03 07:05
† 許されざる者
英和対訳シナリオ（No.18）
大和 一郎 訳／勇
外国映画出版社 昭和35年7月15日 発行
Ｂ５判サイズ 52頁 120円
昔、映画館で見たときは感じませんでしたが、ビデオで見た時、この映画の白人主義にはビックリしました。
単なる西部劇としてみれば、インディアンがバッタバッタと撃ち殺されても構わないのでしょうけど。今の時点で考えると、違和感を感じざるを得ない映画でしょう。
オードリーの可憐さが痛ましい。
広告の中のアイドル（5）小川ローザ ― 2011/07/04 07:47
† Oh! モウレツ「小川ローザ」
かの、太陽の塔「万博」の前年です。跳ね上がるミニが眩しかった。七〇年代に突入する直前の猛烈ダッシュ、でした。
上げ潮にのる日本経済を象徴するようなCMから四〇年。
平成の御代、老残の日本が醜くのたうち回っています。戦後日本は人を創らなかったとつくづく思います。
★丸善石油 丸善ガソリン100ダッシュ 雑誌広告★週刊読売・昭和44年3月21日増大号★
驚きの出版！ 藤澤清造がやってきた ― 2011/07/05 14:41
いや、今月早々、驚きましたよ。朝日新聞の出版広告を何がなく見ていたら、「根津権現裏」の文字が飛び込んできました。
幻の本の書名、それが文庫となって復刊されたのですぞ。
かって、文学書の蒐集家たちにとって、垂涎のコレクターアイテムの一冊が、この文庫の元版であった。
この幻の「根津権現裏」の初版を手に入れた経緯を語る、愛書家の生き生きとした嬉しそうな顔が思い出されます。
翻訳書の稀覯本一本槍の私は、その時はもちろん無視しましたが、 今回はこの出版に尽力をした作家の西村賢太氏に敬意を表して、早速本屋に跳んでいき一冊購入しました。
†根津権現裏
藤澤清造（ふじさわ せいぞう） 著
新潮文庫 平成23年7月1日 発行
A６サイズ（105×150ミリ） 377頁 本体価格 514円 カバー 帯
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