オードリー・ヘップバーンの本(11) ― 2011/07/01 06:55
† 尼僧物語
キャスリン・ヒュウム 著 和田矩衛 訳
清和書院 昭和34年8月20日 第五刷 発行
B5判 カバー 286頁 300円
シナリオ集がでる前年、ちゃんとした原作の翻訳が出版されたおりました。確か再版が昭和34(1959)年の1月でしたから、初版は前年の昭和33年と思われます。
増刷でカバーは変更になりました。五刷の当該本は映画のスチール写真を利用したもので、そのデッサン画であった二刷とは違っています。
オードリー・ヘップバーンの本(10) ― 2011/06/24 23:17
† 尼僧物語
英和対訳シナリオ・シリーズ(No.9)
黒木川 喬 訳/勇 康雄(青山学院大学教授) 注解
外国映画出版社 昭和34年7月31日 発行
B5判サイズ 64頁 100円
これも尼僧物語のシナリオ対訳集です。
大学教授の「映画を英会話の勉強にどう利用するか」といった記事も掲載してます。
当時は英会話の勉強のため、映画を利用することが盛んであったらしく、こうしたシナリオ集が配給会社の協力で、各社から出版されていました。
数年後、語学学習はオープンリールのテープの時代を迎えることになります。
オードリー・ヘップバーンの本(9) ― 2011/06/22 22:24
† 尼僧物語
英和対訳シナリオ・シリーズ(81)
赤坂一郎 訳
英和書房 昭和34年7月31日 発行
B5判サイズ 55頁 100円
オードリー・ヘップバーンが尼さんになったのだから、この作品は当時話題になったと思いますが、その頃中学生になっていたはずなのに封切館で見ることはありませんでした。
あれから半世紀。すでオードリーも亡くなり(何年経ちましたか?)、つい昨年、古本市でたまたま本作品のDVDを見つけて、やっと『尼僧物語』を鑑賞することが叶いました。
尼僧姿の彼女も美しかったし、僧院生活の一端も垣間見ることができる、なかなかの作品でしたので、しばらく幸せな時を過ごすことができました。
オードリー・ヘップバーンの本(8) ― 2011/06/20 08:58
† 緑の館
ウィリアム・ヘンリ・ハドソン 著 永井比奈子 訳
秋元書房 昭和34年3月15日 発行
B5判サイズ 168頁 160円
ハドソンのこの作品は確か岩波、角川などの三大文庫で一度は出版されたはずですが、オードリー・ヘップバーンの主演で映画化ともなれば、またまた秋元書房の出番であります。
映画ポスターから抜け出てきたような表紙のカバーがいい、堪らない。まずもって、オードリー・ヘップバーンファンとしては手元に置いておきたい一冊でしょう。
オードリー・ヘップバーンの本(7) ― 2011/06/19 09:52
† 昼下りの情事
クロード・アネ 著 岡田真吉 訳
角川書店 角川小説新書 昭和32年7月30日 発行
新書判サイズ 212頁 130円
映画化タイトルをつけた翻訳本です。訳者は戦前から映画畑で活躍したフランス文学者で、映画化された原作本をたくさん翻訳した先生と、私などは記憶しております。
表紙カバーの意匠は高橋忠弥画伯。何ともチグハグな印象を受けますが、当時フランス画壇の寵児として騒がれていたジャン・デュビュッフェの作品を使って作ったと、画伯当人はカバーの裏面(帯下)で述べております。
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