猪熊 弦一郎の絵で思わず買った大佛次郎のエッセー ― 2017/07/03 09:44
猫が身近にいなくなってもう長いことになるが、今でも猫の絵や写真があるとつい目が行ってしまう。そんなことで、この本もつい買ったしまった。いまさら大画伯の作品に対して良い絵だとは、僭越だが、どなたにも、この楽しさは納得していただけると思う。
† 猫のいる日々
大佛次郎/著
猪熊 弦一郎/装幀
講談社●
昭和53年9月30日初版発行●B6判変形 260頁 980円
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息子さんの本に未掲載の恩地先生の『西洋音楽の知識』 ― 2017/07/08 10:22
あまり私の好みは装幀ではないが、見たこともない恩地先生の装幀本だったので、購入した。調べてみると、息子さんのまとめられた本に未掲載だった。 古い本のわりに箱の状態も良く、本体もきれいだったので、スキャンしてみた。
† 西洋音楽の知識
小松耕輔/著
恩地 孝四郎/装幀
ARS●
昭和4年4月15日初版発行●四六判 箱入り 384頁 2円50銭
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青山二郎の装幀本『シェイクスピア詩集』 ― 2017/07/16 07:40
年を取って来たら、なぜが青山二郎の装幀が好きになってきた。この詩集もそうした気持から二、三年前、購入した。 書き文字と、周囲の飾り模様の絶妙なバランスが、不思議な味わいを出している。数冊ある青山二郎の装幀紹介本には未掲載だったので、スキャンしてみた。
† シェイクスピア詩集
吉田健一/訳
青山 二郎/装幀
池田書店●
昭和31年1月10日発行●B6判 カバー 118頁 170円(地方定価180円)
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まだまだあった恩地先生装幀本『大東亜戦争写真史』 ― 2017/07/17 21:51
本体と扉は恩地先生も装幀。カバーは宮本三郎の戦争画である。調べたらケースのある本で、それも恩地先生の作品であった。
カバーは文字のない、落下傘部隊の平原降下の、一見のどかな戦争風景。 いったいいつ頃のどこの戦場風景なのだろうか、この本にその解説がないのは重大な瑕瑾で残念であった。
† 大東亜戦争写真史(1)
自治倶楽部/編著
恩地孝四郎/装幀 ●宮本三郎/カバー絵
富士書苑●
昭和31年7月30日再版発行(昭和29年初版)●B5判変型 245頁 2500円
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均一本の棚で見つけた、杉浦非水の装幀本『映畫の見かた』 ― 2017/07/31 17:55
なにしろ、戦争の真っ最中の出版だから、粗末なところは仕方がない。あの非水の絢爛さは望むべくもないが、手にとった本は非水の装幀だった。 カバーか、箱があったのだろうか、奥付に初版三千部とあった。あの戦争中、映画の本が初版三千部 ! まだ、まだ、ゆとりがあったようだ。
† 映畫の見かた
飯島 正/著
杉浦非水/装幀
文昭社・教養文庫●
昭和18年2月28日発行●B6判 296+5頁 壱円五拾銭
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