発見! 恩地孝四郎の装幀本『数学茶話』 ― 2017/04/03 10:31
まだまだ、あるもんだ。未知の恩地先生の装幀本をまた見つけた。やっと出来た時間、三日続く古書展の最終日、もう何の期待も抱かずに行きつけの酒屋に行くついでに高円寺へ出た。そこで見つけたのがこの本、カバーも本体と同様のデザイン。ひと目で、先生の本と分かった。
† 数学茶話
吉岡修一郎/著
恩地 孝四郎/装幀
青年書房●
昭和17年11月20日発行●四六判 カバー 433頁 貳円
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またまた、恩地先生の装幀本と、うれしい出合い。『引伸の実際』 ― 2017/04/10 20:18
このところ恩地本との出会いが多い。戦前の写真関係本が山と出ていた古書展でひと目で先生の装幀と分かる、この本を見つけた。他にもあるかと、そのコーナーで悪戦苦闘したが、残念なことに他に恩地先生の装幀本はなかった。
† 引伸の実際
鈴木 八郎/著
恩地 孝四郎/装幀
玄光社●
昭和6年12月16日発行/昭和10年5月30日7版●四六判 箱入り 245頁 1円80銭
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画家、桂 ゆき、最後の装幀本、曾野綾子 『仮の宿』 ― 2017/04/16 17:20
先生の回顧展の図録の片隅に、この本の書影が掲載されていた。他の装幀本、数点と一緒だったので、印象が薄かったが、実際に手に取って見たら、すぐに欲しくなった。著者もズバズバ言う作家だから、大いに期待!
† 仮の宿
曾野 綾子/著
桂 ゆき/装幀
毎日新聞社●
昭和49年9月8日第一刷 10月15日第五刷発行●四六判 276頁 850円
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これは贅沢、青山二郎の編纂、装釘の 『道徳と教養』 ! ― 2017/04/17 19:43
箱は青山二郎の本、見て直ぐ分かった。難を言えば、収載する文章が多過ぎたのか、ちょっと、本文の文字が小さいので、読んでいくのがしんどい。しかし、青山二郎が友人のため、作品選択がら、構成、組版まで、手掛けたと後記にあった。宜なるかな、その版面は美しく、良い友を持った著者を羨ましく思った。
† 道徳と教養
河上徹太郎/著
青山 二郎/編纂&装釘
實業之日本社●
昭和15年7月21日発行 同年11月22日十九版●四六判 箱入り 419頁 定価2円30銭
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杉山寧がカバーを描いた『千羽鶴』 ― 2017/04/30 09:03
川端康成的雰囲気がする装幀だったので手に取ったら、カバーを描いたのは巨匠杉山寧画伯だった。 ちなみに。かわじさんの労作『装丁家で探す本』には杉山画伯の作品は五点しか掲載されていない。このカバー本の収載はなかった。もっとカバーを描いた本があってもいい作家と思った。不思議? こうした仕事は嫌いだったのだろうか。
† 千羽鶴
川端康成/著
杉山寧/カバー
筑摩書房●
昭和30年5月5日初版 発行●新書サイズ 198頁 100円
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