池田満寿夫、空白の1979年の装画本『若い芸術家の肖像』 ― 2016/03/01 11:01
書棚を整理していたら、こんな本が出て来た。いつ買ったか記憶はないが。、池田満寿夫の装画だった。 彼の黒田コレクション図録によると、この年、版画は一点も手掛けていないとあるから、ほんの手すさび仕事であったのだろう。原画はどこにあるのだろう。 こうした感じの版画も、どこかにあるのだろうか。面白いのでスキャンしてみた。
† 若い芸術家の肖像
ジョイス/著 丸谷才一/訳
池田満寿夫/装画
講談社文庫●
昭和54年12月25日第一刷発行●文庫判 カバー 237頁 380円
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http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html
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『メグレ警視のクリスマス』の原作初版の装幀 ― 2016/03/13 11:35
即売展で久々の収穫があった。
1980年に邦訳されたジル・アンリ氏の労作『シムノンと、メグレ警視』によると、この作品はアメリカのカリフォルニアで1950年に執筆されたとある。だとすると、この本はこの作品の初版本ということになる。
ペーパーバックスだし、あんまり好きな装幀でもないが、これは掘り出しだと思って購入した。この装幀でのシリーズは何冊出ているのだろう、この後、『メグレと政府高官』まで、カリフォルニアで執筆と、アンリ氏は書いているから、その辺りまでは同じなのだろう。
装幀としては満足出来るものではないが、折角の幸運を喜んで、スキャンした。
† メグレ警視のクリスマス(Un noel de de Maigret)
ジョルジュ・シムノン/著
装幀者不明
プレス・ド・ラ・シテ社●
1951年第一刷発行●B6判変形(125×182ミリ) 222頁 定価なし
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偶然出て来た、恩地先生の装幀本『ポウ・詩と詩論』 ― 2016/03/28 06:25
亡くなった父が借りていた画室を退去することになり、父の遺品を整理していたら、預けてあった古本の束から、この本が出てきた。 昔はそんなに装幀に興味がなっかったから、買ったことも忘れていたが、調べてみたら、なんと、息子さんの編集した例の『装本の業』に未掲載だった。
下手をしたら、あることも知らずに処分していたかも知れないのに、「どうだい」という感じでスキャンした。本当に危ないところだった。
† ポウ・詩と詩論
ポウ/著 葉河憲吉 /訳
恩地 孝四郎/装幀
出水書園●
昭和22年10月18日発行●四六判 194+2頁 50円
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