絢爛、棟方志功の世界が広がる『駿河大納言』2014/07/28 07:35

棟方志功/装幀

聞いたことのない著者。聞いたことのない書名。しかし、本の装幀の出来は素晴らしい。外装ばかりでなく、帙も扉も見事であった。

装幀者が棟方志功であるから当たり前だが、これまで、その手がけた装幀本もいろいろ見る機会があったが、どれも、あまり好きにはなれなくて、購入することはなかった。

しかし、つい、その著者とか、その内容より、装幀に惹かれて、まずは読む当てのない本を買ってしまった。こんなことは初めてのことである。

それがこの本である。


† 駿河大納言


 鈴木助次郎/著  

 棟方志功/装幀

七寶社●

●昭和32年12月15日発行●四六判・帙入 316頁 280円  


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