和田三造、戦後の仕事 『お吟さま』の装幀2013/09/05 09:45

和田三造/装幀

この画面構成は完璧である。加えて渋さと静謐さ、小説世界を見事に映像化している。うるさ方の今東光も満足したことだろう。

カバーをとった表紙のデザインも悪くはないが、このカバーの良さには及ばない。

なるべくカバーの保存状態のいいものを友人から借りたので、初版ではなく同年であるが、新社になった淡交新社版を複写した。

この後版、厚さもカバー&本体も、みんな初版と同じように見える。間違っても仕方がない。


† お吟さま(淡交新社版)


 お吟さま/著

 和田三造/装幀

 淡交新社●

 ●昭和32年5月25日発行(淡交社版・初 昭和32年2月20日)●B6判・カバー 191頁 240円    


↓源義&春樹さんの角川文庫・翻訳文学はこちらへ/

http://www.k5.dion.ne.jp/~miauler3/kado/kado00.html


シムノンのメグレ本の装幀についてはこちらへ/

http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/


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