つれづれに古本屋めぐりを楽しんで、四十年あまり、その間についつい買ってしまった本がたまりにたまり、そんな蒐書のおかげもあって、長い時間はかかりましたが、角川文庫の翻訳文学の書誌とシムノンのメグレ物の翻訳書誌(http://www.asahi-net.or.jp/~px5t-isi/)のH.P.の開設にたどり着くことができました。 しかし、わが家の雑書のおびただしい散乱を見るにつけ、何とかしなくてはと焦り、自分の年齢を考えるにつけ、本の仕末をつける時間はもうわずかと思うようになりました。 そうはいっても、折角時間をかけて蒐書した本をすぐに売却処分はちょっと悲しい。何とか本のデータぐらいはまとめてからとは思うものの、これからまた新たな書誌のH.P.作成にかかるのはちょっとシンドイ話(なにしろタグをいちいち書いて行く)です。 そこで雑書の山の中から、これはという本を見つけ、その紹介をアサブロで済ませてから処分して、少しずつ少しずつ家中をすっきりさせることにしました。 そのようなわけですので、このアサブロではそれぞれの本の詳しい内容の紹介はしません。昔はこんな本もありましたと、書誌データと書影を掲載するだけですが、ご興味を持たれた本があれば、探求のご参考にお役だてお使いください。
まずこの作者の名前でこの本を購入する人はいない。私も夢二装幀本の作者名で、その名を知るのみ。その小説も読んでいないし、その来歴も知らない。
この「鴨川情話」だが、何年か前オークションで売却してしまって、手元のないので書誌情報不足は否めないが、装幀を語る上で、竹久夢二は欠かすことが出来ないので掲載した。
長田幹彦/著
竹久夢二/装画(箱&本体)表裏両面
新潮社●
●大正4年10月20日初版/大正7年4月18日11版発行●箱
by ミックノキモチ [本] [古本] [コレクション] [画家] [作家] [装幀] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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