懐かしい画家の本(1)桂 ユキ子の表紙絵「さちゅりこん」 ― 2012/03/28 07:04
桂ユキ子といっても、もう知る人もないだろう。私も彼女のことはその画業というよりも、カッパ・ブックスの「女ひとり原始部落に入る」というルポルタージュを記憶に留めているのみ。自慢は出来ない。
この本の著者、花田清輝とは交遊があったらしく、そんな縁で彼の本に自身の絵を提供したのだろう。
昔、エッセーの仕事を頼みに行った時、花田清輝の思いで話を聞けて、感激したことを懐かしく思い出す。
† さちゅりこん
花田清輝/著
カバー絵/桂 ユキ子
未来社●
●1956年3月15日第1刷発行/1957年7月25日第3刷発行●B6判(128×182ミリ) カバー 307頁 200円
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