装幀に屈託あり(22)水品春樹の「築地小劇場史」2012/01/20 09:04

装幀/伊藤熹朔

舞台美術家の伊藤熹朔の装幀の仕事である。

左が初版で、右が再版の表紙。ずいぶん時間が経った版元も違う再版だが、デザインコンセプトは初版を踏襲しているようだ。

たまたま、初版と再版が手元にあったので、並べてみると、再版のほうがすっきりまとまって、いいと思う。

挿入している資料の数やその他、初版の方が勝っている点もあるが、デザインだけに限ると再版をとりたい。


† 築地小劇場史・初版と再版


 水品春樹/著

 装幀/伊藤熹朔

 初版・日日書房●

 ●昭和6年6月6日発行●B6判 上製 箱欠

 本文344頁+写真口絵39頁+序と前書10頁+目次9頁 1円

 再版・梧桐書院●

 ●昭和14年4月25日発行●B6判 上製 箱

 本文344頁+写真口絵12頁+前書10頁+目次7頁 2円


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